木地師としての想い
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2024/12/04 | |
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ため息が出るほど在るがままで素晴らしい木本来の魅力を引き出すために、私たちが持つ技術と想いを最大限詰め込み生み出した至極の逸品。唯々優美なその曲線、木にしか出せない質感、手にした時の感動を素直にお伝えしたい。そして、このIPPONGIが紡ぐのは唯物としての存在だけではなく、日本における「木」という自然素材の重要性と共に生きる心地良さ。五感で自然の命を愛でて欲しい、IPPONGIはそんな想いと使命を持ち誕生しました。
ありのままを堪能して欲しいから、一本の木から挽き出し、木目を隠さずクリア加工にしています。どうぞ丸ごとご堪能ください。
mebuki 芽吹き
木地には時折、芽節(めぶし)を含むものがあります。芽節とは、木の新たに枝が芽生える部分のこと。木が枝を伸ばし、より大きく育つための源です。
節は硬いので加工しづらく、そこだけ色も濃いため、芽節が入った木地は漆器には向かない、として今まで省かれてきました。しかし芽節は、新しい枝が芽を出すのに大切部分。自然が成長するにあたり必要不可欠です。小さな小さな節の中に力強い生命力を秘めています。
匠頭漆工ではこの縁起の良い芽節を含んだものをmebuki シリーズとして展開します。芽節に出会える、木地屋だからこその商品です。自然の素材を無駄なく使い、節本来の価値を取り戻したい。そんな、木地師の想いから生まれたmebuki芽吹き。よいものを、長く使う。暮らしに寄り添うお椀です。
shokyu 匠久
私たちが毎日触れ合う「木」という素材に改めて立ち返り、自然が生み出す命が紡ぐ木の美しさ、温かみを感じて欲しい。「匠久」は先代 久保出政雄から二代目 久保出章二にそんな想い、そして技と共に引き継がれた屋号です。
「木」の無垢さを丸ごと味わってもらうために、主な表面の仕上げはナノガラスコーティングに。表面を透明に仕上げることで、素材感や木の素材としての感動はそのままに強度が増し、より普段使いに最適になりました。