- 対談企画 vol.3 箱職人 尾崎紙器に学ぶ (全一回) -

 
 
 
 

第0回『キュンとして、グッとくる箱』

 
 

2020/12/01

  

 

同じ加賀市に同じ想いを持つ職人がいる!!!それだけで私たちも力が湧いてくる。今回は私たちの大切な子たちを優しく包み込んでくれる「箱」を作ってくださっている尾崎紙器さんをご紹介します。対談企画はまた改めてじっくりと…

尾崎紙器さんは50年続く箱作りの会社さん。偶然にも(いや必然でしょう)私たちがIPPONGIやmebukiを本格的に立ち上げた2018年に、時を同じくしてオリジナルのブランド「イロイロコハコ」を始められました。
 

  

 
 
 
 
 
 

"作り手の味わいが伝わるものを"

 
  
 
 

 
 
 
 
ただの箱じゃない箱。むしろ目の留まるところに置いておきたい主役級インテリアのような存在。でもだからといって中身より主張するでもなく、ふわっと包み込むような優しさ、まさに受容して共存する。これが私たちの尾崎紙器さんが作る箱のイメージです。
それは紙の質感だったり、角の折れ方だったり、針金だったり、色々な要素が一体となって生み出されます。私たちの木の器は木目を特に大切にしているため、自然のどどーんとした佇まいに合わせる素材や色を選ぶのが(実は)一筋縄ではいかないんです。素材が少しでも弱いと負けてしまったり、逆に豪華絢爛過ぎると木目がチープに見えてしまったり…その苦労の中で尾崎紙器さんの箱に出合ったのは本当に幸運でした。
 
職人さんの手仕事で作りだされる箱は、やはり想いや温もりがある。うまく言葉で表現出来ないのですが、これは持った時にじんわり実感する感覚です。これは木の器も同じ。だから相性が良いんですね。勿論写真の中でも美しいのですが、持った時の「ほーーーっ」という感覚は是非とも実際に体験して頂きたいです。(三代目嫁がイロイロコハコのインスタグラムで一目惚れしてラブレターを送ったのが最初の出逢いのきっかけなんですが、それは秘密です)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

”新たなる挑戦”が生み出したずっと使いたくなる箱

 

 
 
 

 
 
 
 
注目すべきは…まずは針金留め 。この針金を使った箱の留め方は箱制作において以前は多く用いられたいたようです。しかし針金自体のイメージが低下し、時代と共に技術そのものも“過去の技術”として衰退してしまいます。しかし現四代目 尾崎博幸さんがこの素朴で美しい技術に改めて光を当てることで、その魅力を再構成されました(公式HP参照で詳細を是非!>)。私たちが使わせて頂いている箱に使用している「平留め」の他、角に沿って留める「角留め」もあります。こちらも素敵なんです。
そしてこの紙。これは最適なものを色々探し求められたそうで、私たちの箱の紙はフランス生まれのものだそう。和紙とはまた一味違うなんとも言えないキュンとなる安心感のある質感と、フランスならではの深みのある色合いがグッときます。そしてこの紙なんと古紙100%。地球にも良い素材なんですね。オーダーによって、箱の色は遊びを持って選んでおりますので、どの色になるかはその時その時のお楽しみです。好みの色があり過ぎて迷っている、というのが本音ですが…
 
また尾崎紙器さんにはじっくりお話を伺い、対談記事にまとめたいと思いますのでお楽しみに。熱い熱ーい話になるはずです。
 
 
 
 
 
 
 

第0回おわり

 

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